結婚や婚活をする上でどうしても喉に引っかかる「好き」の感情。
自然な流れであれば恋愛→結婚なのでこれでいいのかという疑問は当然です。
保育園で幼馴染を追いかけ回していた筆者が「好き」の答えをご覧に入れましょう。
そもそも「好きという感情が分からない…」という場合は以下を先にご拝読ください。
例に漏れず、まずは原因を挙げてみます。
※これらは個人の見解です。
当てはまらないケースもあると思いますが温かい目でご拝読ください。
相手のことが好きかわからない原因
好きの疑問にはいくつかのプロセスがあると考えています。
例えば相手の好意からとりあえずお付き合いを始めてみた、続けている。
婚活などで条件が良くお付き合いを始めてみた、などなど。
それらの状態からポイントごとに分けてみます。
・好きは好きだけど、恋愛対象として観ることができているかわからない。
・結婚はこの人で良いのか、このまま進んでいいのかわからない。
・好きか分からないけど条件がぴったり、一緒にいて居心地がいい。
これらの悩みを抱えている方が対象です。
合理的判断を重視する傾向が強い
常に「条件がいい」「コスパ重視」「無駄は省きたい」と考えて行動していませんか?
社会で活躍する合理的判断も対異性にはマイナスに影響しているかもしれません。
感情で動く人間ほど非合理的な生物は存在しないからです。
ここで矛盾が生じます。
・この判断は本当に合理的?
・決め手の動機が合理性重視で良いの?
・この選び方で長続きするの?
合理性を求めるとメリット・デメリットで計るため、感情が二の次になります。
しかし上述したように、感情で動くこともあるので感情も無下にはしたくないのです。
無駄がないことは素晴らしいですが、合理性だけでは決定打に欠けるかもしれません。
NOの理由が見つからない
告白されてお付き合いした場合、自身と相手には明確な温度差があります。
相手はあなたを知っていても、こちらはほぼ無関心。
ただのクラスメイト、極端に言えば単なるすれ違う人のようにしか感じていません。
しかし「顔は悪くない」「性格も問題ない」「理由なく断るのは相手を傷つけるかもしれない」などの理由からとりあえずOKしていませんか?
最初はそれでもいいですが、理解しておくことが一つあります。
NOの理由がないお付き合いは、デメリットが少ない故の合理的判断と同様です。
お相手に対して魅力を感じるポイントが少ない、もしくはまだありません。
「好き」を感じるにはNOの理由ではなくYESの理由が必要でしょう。
「この人の顔がタイプ」「この人だから居心地がいい」「他の人ではダメ」の感情がYESの理由です。
しばらくお付き合いしてもポジティブな気持ちを感じなければ、あなたには魅力的に映らないという結論になります。
単なる優越感
あなたには魅力的ではない人も、誰かにとって、または大多数の人には魅力的に映ることがあります。
その誰かにとって魅力的な人を自分が所有している、あるいは自分を好きでいてくれることで他者より秀でて見える優越感からのプラス感情かもしれません。
例えばそれらの視線が無くなっても相手と一緒に居たいと思えたり、他者にとって魅力的な部分を失っても気持ちが変わらなければ優越感ではないことを否定できます。
とはいえ、最初は優越感から始まる恋愛があることも事実。
長い目(最低でも数ヶ月)で見てあなたの感情がどのように変化するかが重要です。
余計な情報が多い
SNSの普及によりそれはもう莫大な情報が飛び交っています。
「~はやるべき」「~はNG」などテクニックのつぶやきもたくさん。
しかしあなたが目にしたものは本当にあなたに合った、必要な情報でしょうか?
つぶやき手の放つその一言は万人に向けたもの、もしくは独自理論の展開に過ぎないかもしれません。
なぜならあなたのことを何一つ知らないからです。
断定的な意見ほど骨格となる理由がちぐはぐな可能性が高いため、情報の選択には注意しましょう。
参考程度ならよいですが最終的に一番大事なのはあなたがどう思うか、あなたの意見です。
気の強い女性は草食系男子と結婚すべき。
男女の仲になりたいなら「それな~」の返しはNG。
なんの根拠があんだコラ…。
一緒に過ごす時間が足りない
仲を深めるには一緒に過ごす時間が必要不可欠ですが、親密になるまでにかかる時間は人それぞれ。
しかし目まぐるしい日々の中で相手のことを考える時間が取れないこともあるでしょう。
会えなくてもやり取りの頻度や相手への気遣い、尊重などが気持ちに気づくきっかけになることもあります。
相手と自分を知るために一緒に過ごす時間を増やして確かな感覚に変えていきましょう。
時間的な制限や多い選択肢からの焦り
例えば結婚相談所は仮交際~成約まで半年など、決められた期間で決断を迫られることがあります。
年齢や期限を前にして正しい選択ができているか、自身の中で腑に落ちないこともあるでしょう。
また、人の数だけ出会いがあり、選択肢が多いほど目移りする傾向にあります。
このチャンスを逃すとこれ以上の人には出会えないかも…。
そう思いつつも。
もっと良い人がいるかも…。
うん、まだ見ぬ好物件があるはず。
そうした可能性を追い続けてしまうことも原因の一つ。
しかしどこかで決断しないことには、時間だけが過ぎていきます。
時には流れに身を委ねることも必要かもしれません。
気持ちが整理できないときはYes・No・Nothingを書いて分ける
考えがまとまらない、なにかモヤモヤしているときは頭の中で整理しようとしていることが多いです。
しかし脳は高性能で、瞬時に色々なことを関連させるため、上手く整理できずこんがらがるという特性を持ちます。
明確にするためにメモやメールの下書きでOKなので書いて分けてみましょう。
特定の人を思い浮かべて、以下の質問が当てはまるかお考えください。
【特定の人を思い浮かべて】(Yes/No/Nothing)
・ふとした瞬間に頭に浮かぶ
・ドキッとすることがある
・知りたい、または知ってほしい
・一緒にいると楽しい、いないとなんか寂しい
・特別になりたい
・何かしてあげたい、またはしてほしい
・信頼できる
・共感ポイントが多い
・守りたい
・着る服に迷う
・また会いたい
・時間が経つのが早い
どれか一つでも当てはまれば好意を持っていることになります。
ただし重要なポイントは人それぞれ。
各項目に合格ラインを設けていると思います。
例えば容姿は70点、相性は60点、経済力は60点あればOKといった具合です。
それらの魅力が欠点を補填することもあるでしょう。
そうしてお相手のマイナス面や好意ポイントを天秤にかけて総合的にいいなと感じるなら。
それは「好き」に当てはめてよいと思います。
以降は具体的なシーンから好きか否か判断してみましょう。
シーンによる好き嫌いの判定
無意識に彼、彼女に〇〇そうと考えてしまう
例えば映画の予告の観たときや自分好みのデザインのネクタイが目に入ったとき。
ふとした瞬間に自分よりもお相手に当てはめて考えてしまう。
あ、彼好きそう。
あのネクタイ彼に似合いそう。
それはもう好きでいいです。
何ならノロケの類です。
他の人は嫌だけど彼、彼女なら許せる
あなたはタバコが嫌いだとします。
他の人が吸っているのは嫌だけど、彼、彼女が吸っているのが許せるなら。
それはマイナス面を差し引いても余る魅力があり惹かれているからということになります。
他の人がやっていると許せない、けどお相手なら許せるポイントを探してみましょう。
許すことは特別な相手にしかできません。
誰かに取られていいか・適度に尽くせるか
例えばお金を取られてもいいと思う人は少ないです。
同じようにあなたのお相手は誰かに取られていいのか考えてみましょう。
それって独占欲じゃないの?
独占欲ならいわゆる「釣った魚に餌をやらない」状態になるよ。
独占欲は入手したり手放すことには執着します。
しかし目的達成後は自分優先が多く「面倒くさいや手間」の感情が上回り、素っ気なくなるのです。
二人の結婚生活を想像して相手の喜ぶ行動が苦じゃないなら、好きの可能性がグッと上がります。
時には飛び込む勇気が必要
結婚10年を迎えた筆者も奥さんを1000%ベストなお相手だとは思っていません。
対照的に筆者よりも奥さんに合う人はどこかにいるでしょう。
しかしそんなことはどうでもよくて。
最終的に大事なことは「相手を幸せにするんだ」「そして自分も幸せになるんだ」という気持ちです。
だからこそ彼に対して嫌なところがあれば
ふざけんな、私が変えてやる…!
くらいの意気込みで。
彼女に対して自信が無くても
俺について来いヤァ…!
くらいの強がりでOKです。
因みにその強がりは女性に「バレ」てます。
それでも
私のために虚勢くらい張れヤァ…!
嘘でも言えヤァ…!
と思っていますよ。
(したたかなので結婚後に有言実行はしろよ、とも思っています)
頼りにしたい、されているという嬉しい証拠です。
もっと肩の力を抜いて、フワッと飛び込んじゃってください。
結婚は一生モノとか言いつつ、2~3回結婚する人もいますし(ニコッ
【まとめ】自分の選択に自信を持っていい
完璧はあり得ません。
その時のあなたが悩んで導き出したベストな答えがベストです。
これ以上なんてないのだから、あとは開き直りましょう。
結婚は背負うものではなく、運命を共にして背中を預けること。
あなたらしくあなたが感じるままに。
時には休みながら進んでください。