好きの感情がわからないから結婚や婚活に踏み出せない…。
恋愛すらできるかわからないのにその先なんて考えられない。
同じ状況なら筆者もそう思います。
まずは原因を探ってみましょう。
問題を明確化、自覚することで対処法が見えてきます。
※これらは個人の見解です。
当てはまらないケースもあると思いますが温かい目でご拝読ください。
好きの感情がわからない原因
人の数だけ悩みがあり、原因は多岐に渡るので一概に断定はできません。
従っていくつか例を挙げます。
自覚のためのヒントとなれば幸いです。
ネガティブ思考が強い
よくある状態は「私なんて○○」「もしも○○してしまったら」です。
この思考が根源にある場合、無意識に自分の感情をブロックしている可能性があります。
ネガティブ思考の方は言い換えれば想像力の豊かな人です。
あらゆる可能性を見つけますが、そのほとんどがマイナス方向に働いているため起こる現象。
好き以前に自身との葛藤がフィルタになり、感情と向き合う機会が少ないため、分からないに陥っているのかもしれません。
感情そのものが希薄、または無関心
これは食べ物やスポーツにも当てはまります。
どちらかと言えば食べられる、まぁ観てられる程度の感情が多く当てはまる場合は希薄ということになります。
また、大抵の人は自分の興味のあるもの以外は無関心です。
興味がなければ好き嫌いの感情すら生まれません。
性的欲求が低い、または性的対象が異なる
睡眠欲、食欲に並ぶ三大欲求の一つですが、どの欲も人によってかなり差があります。
当然欲求が低ければ関心を持つ機会も少ないため必要性も感じず、知らないということもあるでしょう。
また、異性では何も感じないが同性で何かしらを感じる人もいます。
自分で気づいていないだけ、または気づかないようにしているケースもあるでしょう。
過去の経験やトラウマがネックになっている
例えば家庭環境が良くなかった、または気になる人から酷い言葉を浴びた、などの出来事は心に壁を作ります。
筆者は中学生のときに交通事故に遭い、車が横転、1回転半して窓から這い出た記憶があります。
かろうじて免許は取得しましたが、それが原因で前向きにはなれず6年間ペーパードライバーでした。
運転しなければ事故に遭うこともない…。
この感情と同じように「家庭の問題は家庭を持たなければ起きない」「好きにならなければ辛くない」など無意識に自己防衛を優先しているかもしれません。
ネガティブ思考を作り出す一つのきっかけであり、感情を素直に出すことが難しくなります。
環境変化に伴う機会損失や必要性の変動
コロナ渦によるコミュニケーションの減少やエンタメの充実が該当します。
感情はコミュニケーションの中で他者との比較、温度差から培われることがあります。
それらの機会が減れば考えることも減るため鈍感になるでしょう。
また、エンタメは「疑似的に何らかを満たす、紛らわす」代替になります。
今では社会的な繋がりを求めたり、特定の人との強い結びつきがなくてもインターネットで充分。
しかしネットの繋がりは常々匿名性があり顔が見えない分、信用性に欠けます。
深い繋がりは信用がないと成立しません。
時代の変化に伴い、自分と相手の距離感が変化していることは間違いないでしょう。
好きの感情には種類がある
一概に好きと言ってもその根源にある感情でいくつかの種類に分けられます。
その人に対してなにを感じているのか見つめ直すきっかけになればと思います。
見た目が好き
人は見た目が9割というように、まずは外見から入ることが多いです。
生物学的に見ても子孫の繁栄は優先事項なので見た目は重要なポイント。
美男美女の子どもは美男美女になる確率が高くなり、それだけで9割の優位性が確立できるからです。
恋愛においては一番わかりやすい、本能的な好きに該当するかもしれません。
内面的な好き
話をしていて落ち着く、素直な自分を出しやすいなどの親しみを持つ感情です。
見た目は年齢とともに着実に変化するのに対し、内面はこれまでの環境や考え方によるもので変化しづらい特徴があります。
伴侶のように長く連れ添う場合には一時的な刺激よりも居心地が重要でしょう。
円満な家庭で育つと両親と同じ雰囲気を持つ人を好きになる傾向があるようです。
攻略的要素を含む達成感からの好き
告白されることが多く、容姿に自信のある人に多い傾向です。
恋愛には不自由していないため、ゲームのような感覚で相手を攻略することを好んだり楽しみます。
入手までのプロセスにやりがいを感じるため手に入ると醒めてしまい、また次の攻略対象を探す繰り返し。
しかしチヤホヤは若さが成立させているに過ぎません。
本来の恋愛に立ち戻るには自分を見つめ直す必要がありそうです。
筆者も一度でいいからチヤホヤされたかったです。
転生後の自分に期待。
憧れや尊敬の好き
あんな人と付き合えたらいいな、あんな風になれたらいいなという感情から来る好意です。
自身の中に理想があり、その理想に近づきたいと思う気持ちは不思議ではありません。
また、自分にないものを持っている人に対して向ける好意も類似します。
しかし自身への劣等感を強く感じ、羨む気持ちが大きいと嫉妬という形で現れることもあるでしょう。
仲間の好き
独りでは難しいことを仲間と協力して成し遂げようとする際に生まれる好意です。
時間を共に過ごし人柄や相性を知ることで内面的な好きに繋がるきっかけになるでしょう。
また、男女間のみではなく同性間でも成立するのが特徴的。
性の不一致の場合、このような体験から同性愛に目覚めることもあるようです。
孤独や嫉妬・独占的な好き
ネガティブな感情が根源となって生み出す好意です。
特定の人というよりは自身との葛藤で誰かや何かを求めています。
「失いたくない」「人より欲しい」「自分のものにしたい」という欲求を満たす行動が中心になり、他者への尊重が欠落しがち。
過去の経験やトラウマから形成されることが多いです。
地位・名誉やお金の好き
その人と付き合っているだけで特別感がある、例えば有名な芸能人や社会的地位の高い社長などが該当します。
また、経済力は魅力の一つなので惹かれるのは至極当然です。
一方で地位や名誉、お金は確立されたものではなく常に失うリスクがあるもの。
好き要素のバランスが重要となりそうです。
好きの感情を知る3つの方法
恋愛は人類における永遠のテーマであり源氏物語など古くから語られています。
ヒントは至る所にあるのでまずは触れてみましょう。
恋愛コミック・恋愛小説がベスト
恋愛系の話を書くには主人公やヒロインの心の動きを知り、再現しなければ成立しません。
編集者たちの肥えた目を満たし、世に出てきた物語はリハビリには最適でしょう。
オススメは少年誌少女コミックどちらも読むこと。
男女でドキドキを感じるポイントは異なるため相手を知るきっかけにも繋がります。
また、ある程度慣れたら小説がオススメ。
小説はコミックと違い文字のみで感情を表現しています。
想像力が培われるため感情の機微などが見て取れるかもしれません。
主人公、ヒロインを自分に置き換えて読むと効果的でしょう。
どんな本でもおよそ恋愛要素は出てきます。
恋愛特化系に抵抗があればそちらから始めるのもアリ。
筆者は本全般好きなので電子書籍だけでも1000冊以上読んでいます。
ギャルゲー・乙女ゲーなどのゲームでリアルな体験
現在はスマホゲームなど登場しており気軽に遊ぶことができるようになりました。
主人公目線が多く、自身の選択でエンディングが変化。
本のような感情移入よりもリアルな感覚があります。
会話の選択肢や分岐がある程度決められているので返答に困らない点もポイントです。
好きの感情に向き合う疑似体験としてはアリでしょう。
ただしハマってこじらせないように注意してください。
歌詞を見ながら恋愛ソングを聞いてみる
音楽は曲のメロディーにハマるケースと歌詞に魅力を感じる2つのパターンがあります。
しかし普通に聞いていると3分程度で終わるため、じっくり考える暇がありません。
流れるように耳に入る歌詞を見つつ、どういった心境なのか、自分ならどうなのか置き換えて聴いてみましょう。
音楽に感じる好きも好きの一つ。
感覚的には同じなのでヒントに繋がるかもしれません。
好きの感情が整理できたら
あなたは着実に前進しています。
「好き」という感情に気づくことで恋愛が成立するきっかけになるでしょう。
しかし婚活においては「好き」だけではほぼ成立せず「現実」との折り合いもつけていかなければなりません。
次のステップでは婚活の壁になりそうな自分に合う人についてまとめています。
【まとめ】好きの感情は知ることからはじまる
どんなこともまずはやってみないとわかりません。
原因から自分を探る、試しに本を読んでみる、食べ物などの関連する好きから似た感情を引き出してみるなど方法は用意されています。
誰にでも苦手はあるので例えばそれらはあなたに苦痛を与えるかもしれません。
どうしようもないと感じたり疲れたら辞めてもOKです。
人生は感情が全てじゃないからです。
ただ、チャレンジしたことで何か掴めるかもしれません。
それは今かもしれないし、もう少し先の話かもしれませんが、誰かの好きに気づくきっかけになれたらと思います。